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自作小説「笹谷カナな復讐」第2回目。
2009-08-30 Sun 21:04
はい。すっかり更新が遅くなって申し訳ありません。

時間が経っているので、最初の第1回目とは書き方が変わっていると思います^^;

やはり時間が空くと書くテンションがガクっと落ちますね?

でも、最後まで書ききりますよ?このペースでいくと全5回くらいになりそうですが・・・30枚のページ数を超えてしまうような事があるとアレなので、4回になるかもしれません^^;

まぁ前置きはこれくらいにして、第2回目「笹谷カナな復讐」を↓の続きからどうぞ!



「笹谷カナな復讐」第2回目

 初夏の暑さとはいえ、今日の暑さは記録的な猛暑で、日陰にいてもうな垂れるような暑さだ。閉め切った部屋なら空気が篭り外気よりも高くなる。カナはそんな環境の中に彼是三時間は居るだろう。最初はオジサン(犬)の散歩に行ったので、そんなに長い時間にはならないと思っていたが、予想を裏切り全く帰ってこなかった。朝に汲んでもらった飲み水もスッカリぬるくなり、日光の当たったせいか若干暖かい水に変わっていた。とてもじゃないが飲める水ではない。

「ママ。早く帰ってきてよ。冷たい風を噴出す箱から風が出ていないよ・・・」

 カナは閉め切った部屋の中でグッタリしていた。日陰になっている部屋の隅は幾分気温が低めだが、日が高くなるにつれて室温もグングン高くなっている。動くことを極力控えてママの帰りをじっと待った。しばらくすると、庭に今にも倒れそうなオジサンが現れた。

(ママが帰ってきた!)

嬉しくなってカナは庭へと出れる窓のところまで駆け足でよって行くと、オジサンが虚ろな目をカナに向けた。話しかけてはこないがオジサンは「こっちも大変だったんだ」という目をしている。少しギョっと驚いてしまったが、カナも一刻も早く水が飲みたかった。

「あらあら、ごめんねカナちゃん冷房切れてたわね」
 庭先から縁側の窓を開けて、ママは部屋の中に入って来た。
「にゃ??ん」
ボクは早く水が飲みたかったので、水桶の前へ進みながらママを呼んだ。
「はいはい。カナちゃん暑かったでしょう。ごめんね」

ママは部屋のエアコンをリモコンで付けると、「暑い暑い」といいながら冷蔵庫まで進んで来ると、冷蔵庫に常備してあった麦茶を取り出して、テーブルの上置いてあったガラスのコップに注いだ。ボクも早くお水が欲しかったので「にゃーん」と鳴くと、ママは空になっている水桶に気付き冷たい水を入れてくれた。水桶になみなみと入った水に勢い良く顔を突っ込んで水を舐めた。水分補給が満たされて、部屋に冷たい風が吹いてきた時には、完全にカナは息を吹き返していた。
 ママの姿は見えないが、さっきまでの暑さから開放されて、今度は眠くなってきた。オジサンにどこへ行っていたのか聴こうと思っていたけど、睡魔には勝てない。今ならグッスリ寝れる。カナは冷たい風の出る箱の真下までいくと、丁度これから日陰になる絶好のポイントで伸びをすると、欠伸を欠きそのまま深い眠りに落ちていった。

ダッダッダッダッダッ

 床を蹴り上げドタドタと走る、ワンパクな足音でカナは目が覚めた気持ちよくどれくらい寝ていたかは分からないが、ヤツの足音が聞こえて来たということは、もう少しで日が傾いて来る頃なんだろう。カナは大きく伸びをすると周りに警戒をした。

(五月蝿いのが帰ってきたなぁ)

 カナはそんなことを思いながら、縁側の先でグッタリしているオジサンに声を掛けた。
「オジサーン。オジサーン。起きてる?」
オジサンは尻尾を二度バタつかせたが、こっちを見ない。
「ねぇねぇオジサン。今朝お話していた大きな声ってどれくらいの声でいうのか教えてよ」
 オジサンは面倒臭そうにまた尻尾をバタつかせただけで答えてはくれなかった。
「オジサンなんで教えてくれないの!早く教えて!」
 ボクがオジサンに呼びかけていたら、不意にママがやってきて、ヒョイっと持ち上げられ捕まってしまった。
「カナちゃん。今日はよく鳴くのね?どうしたの?ご近所さんに迷惑になるから大人しくしててね」
 急に捕まって頭や顎を撫でられて気持ちがよかったのも束の間。スグにリビングのソファーの横に下ろされた。
 嬉しかったの半分。もう少し構って欲しかったのが半分。複雑な気分で床に下ろされたカナは少し呆けていたが、ママの後を追いかけていった。

(そういえば、お腹空いたな?ゴハンの時間まだかなー)

 そんな事を考えながら台所に入ると、ママは何かを作っているようだったけど、何を作っているのか全くわからない。とりあえずお行儀よくしていたら、食べ物が貰えるに違いないと姿勢を正して冷蔵庫の前に座った。
 しかし、何も貰えなかったあげく、ママはスタスタとリビングを抜けて縁側から庭に出て行ってしまった。

(あれ、何も貰えなかった。ゴハンを用意してくれていたんじゃないのか)

 少し残念そうにして、自分のゴハンを入れてもらう桶のところまで進み。ゴハンが残ってなかったか確認することにした。
お昼の時に水桶は注ぎ足して貰ったけど、ゴハンやおやつは貰ってなかったけど、ボク
が寝ている間に入れてくれていたかも知れない。そんな期待を胸にゴハン桶が視界に入り思わず足を止めてしまった。
 ゴハン桶には、何かが入っていたが、それは猫缶や固形のキャットフードとは全く違う何かだった。カナが今までに見たことのないモノだったために、驚き足を止めていた。

(こ、これは食べられるのかな?)

 カナが不安に見つめるその先には、ゴハン桶で仰向けになっている大きなカエルの姿だったとは知る由もなかった。
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